【レシピ】冬→春の変わり目に!生姜+シナモン+はちみつ湯
不安定な季節の変わり目に、体調を崩されていませんか?
サロンのお客様には、肩こり、不眠、眠い、便秘、だるい、食欲が湧かない...などの不定愁訴を感じられる方がたくさんいらっしゃいます。
こんな時期にお試しいただきたいのが、生姜、シナモン、はちみつで作る温かな飲み物。
とても簡単ですが、アーユルヴェーダ理論においてプラバーヴァ(特別な効能)を持った生姜とはちみつを合わせることで、偏ったドーシャバランスを戻してくれます。そして栄養学における効果も大!効能も後程書きますので、是非お試しくださいね。
材料は、これだけです↓
【材料】
・シナモンスティック 1本
・生姜 1かけ(汁だけ、小さじ1杯程度になります)
・はちみつ 大さじ1(お好みで足してください)
・水 600㏄(1杯200㏄として、3回分です)
≪作り方≫
1.鍋にお水を入れて、沸騰させる
2.シナモンスティックと、擦り下ろした生姜(汁のみ)を入れる
3.10分ほど、弱火で煮る
4.70℃以下に冷めたら、はちみつを入れる
※甘さ控えめなので、お好みで足してください
一つ、注意点があります。
はちみつは、アーユルヴェーダではヴァータ、ピッタ、カパ(風、火、水)、全ての質をバランスさせることができる万能な食材ですが、熱するとアーマ(毒素)になるとされます。アーマは、溜まると病気を引き起こします。西洋学的にも、70℃以上で抗酸化作用が壊れ、AGEs(終末糖化産物)が増えて血管老化やシミ、シワなど美容にも影響を与えますので、冷めてから混ぜてくださいね。
しょうが擦り下ろしが面倒くさい...という方は、こんな無添加パウダーを使ってみても↓
このレシピを思いついたのは、ネパールのヨガアシュラム滞在中です。毎朝のルーティーン、1時間程度の散歩の前に、オーナーのナラヤンさんから“身体を温めてね” と毎度いただくのが、温かなシナモン+はちみつ湯でした。アーユルヴェーダが根付くネパールですが、皆さまは理論をご存じでなく、代々引き継がれてきた習慣なんだそうです。アーユルヴェーダって決して特別なものではなく、日常にあるものなんですよね。その飲み物に、さらに生姜を入れて、アグニ(消化力)を爆上げしたい!と思って作ったのがこちらのレシピです。
【生姜の効能 VK- P+】
以前、健康管理士会で、東洋医学にも精通されている内科医、石原新菜先生の食育セミナーを拝聴した際、生姜の効能のすばらしさを教えていただきました。以来、我が家は生姜漬けの毎日を送っています!まとめると、こんな感じです↓
・冷えが解消される
・殺菌作用がある
・血管を丈夫にし、血液をサラサラにする
・炎症、アレルギーを抑える
・気の流れを良くする
・血圧、コレステロールを下げる
・がん細胞を自滅させる
・消化力を上げる(不良の時にも摂取できる)
個人的に、がん細胞が自滅するというのには驚きました。アーユルヴェーダ理論で、“がんは冷たいところや、流れが滞留するところに発生、蓄積、憎悪する”とされます。故の、がん細胞自滅なのだと思います。
生姜の温め効果は、ヴァータ(風のエネルギー)を鎮静させ、ピリっとした辛さはカパ(水のエネルギー)の冷たさと重さやを軽減させてくれます。そして、消化力が弱まるヴァータとカパの季節、つまり冬~春にかけて、特にオススメです。
【シナモンの効能 VK- P+】
お馴染みのスパイスですが、ヴァータ、カパを下げてくれます。風味が豊かなので、料理に入れると深みが出て美味しくなります。
・循環の流れを強化、調整してくれる
・糖尿病や高血糖の方の血糖値を下げる効果がある
・抗菌力がある
・心臓を強め、腎臓を温めてくれる
・消化力を促進させる
・筋肉の緊張をほぐしてくれる
【はちみつの効能 VPK-】
はちみつは、古くから薬の一つとして使われていて、アーユルヴェーダの書にも効能や処方について記載されています。“甘い”は身体を冷ます質ですが、はちみつは身体を温める特別な力(プラバーヴァ)を持ち、ヴァータ、ピッタ、カパ、どの質もバランスさせてくれます。
・様々な管(消化管や血管など、身体は全て管でできているという考え方です)を浄化する
・心身ともに活力ある健全な状態を生み出す
・滋養強壮の力を持つ
・肥満を減少させる
ホッと一息、是非、お試しくださいね!
◎ネパールでのルーティーンを過去のブログに載せていますので、もしよろしければどうぞ!
0コメント