ネパール紀行④ポカライフの朝

ナラヤンさんのヨガアシュラムでは、一日はメディテーション(瞑想)散歩から始まります。


スタート時間はAM6:00ごろ。日の出と一緒に起きて朝日を浴びる、これも自然との調和のひとつです。そして、散歩の前には白湯+シナモン+はちみつの温かなドリンクをいただきます。アーユルヴェーダのディナチャリヤ(理想的な過ごし方)が、生活に根付いています。


1時間ほど、ナラヤンさんに続いて1列に、静かにポカラをお散歩しました。瞑想って、本来は“感覚や意識のコントロール”なのだと思います。あちこち向く自身の感覚意識や我を取り払い、宇宙と一体化させること。


ですが。私にとって、はじめて眺めるポカラの街。車道を歩く水牛や、異国の街並み、美しい湖畔、話しかけてくるローカルのおばあちゃん・・・誘惑が多すぎました。ちょっとあれ見てと仲間たちに話しかけたい衝動にかられて、ボディランゲージとアイコンタクト。瞑想というより、ただしゃべらないだけという散歩になりました。(さすがに写真撮影は気が引けて、以下は午後の街散策の写真です☺︎︎)

しゃべらない散歩のあと、アシュラムの屋上へ。前日の夜に降った雨のおかげで、アンナプルナがキレイに見えました。アンナプルナはネパール・ヒマラヤの中央に東西約50 kmにわたって連なる、ヒマラヤ山脈に属する4群の山の総称。サンスクリットで「豊穣の女神」を意味し、尖った山が象徴です。ポカラの方々にとって、アンナプルナは特別な存在のようです。ナラヤンさんの娘さんのお名前は、アンナプルナちゃんです!

凛とした美しい山々を眺めて、ようやく心が落ち着いたところで、朝食をいただきました。

こちらが、ナラヤンさんの奥様とアンナプルナちゃんお手製のダルバート。噂に聞いていましたが、ダルスープが本当に優くて、染み渡る味でした!

食事をいただく度に思うのですが、ネパールの方々は、おもてなしの心で溢れています。ダルバートはストップをお願いしない限り、わんこそばのようになります。いえ、増えていくから、わんこそば以上です。美味しいからついつい!最後はフードファイトのようになりますので、お気をつけくださいね☺

ここで1つ、気がついたこと。フードファイトしても、必ずすぐにお腹が空くんです。きっとこれは、ダルバートに使われる多種スパイスの消化力のおかげだと思います。栄養を摂取して、消化されて、自分の身体に正しく取り込み、きちんと排出していたのだと。アーユルヴェーダ的に、VATA、PITTA、KAPHAのエネルギーがきれいにバランスしたのだと思います!ネパールでの毎日は全てが快調で、帰国後は体重が減っていましたよ☺

そして食後は、ネティポットを使って鼻うがい。鼻うがいのあとは、鼻腔に残った水を出すために、飛んだり跳ねたり(猿のように)踊って、朝のルーティンが終了します。

身心ともにスッキリ、エネルギーチャージもしっかりできていたと思います。心地よい一日のスタートを導いてくださった、ナラヤンさんファミリーに感謝!まさに、アーユルヴェティックな朝ですね♪

===帰国後、ネパールのダルバートに使われる主なスパイスをアンディさんに伺いました===
シナモン・カルダモン・クローブ・クミン・コリアンダー・ターメリック・ブラックペッパー・カイエンペッパー・フェヌグリーク・スターアニス・ナツメグ・コリアンダー・マサラ・ゴマ・ジンジャー

KIRANAH Ayurveda

キラナ=太陽や月から降り注ぐ、一筋の光。全ての人に、穏やかで優しく身体と心に光を照らす、アーユルヴェーダ本格プライベートサロン。

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